20180128Keiji  盆踊り→迎春
 前回、16日のブログに、マンション1階のエレベーター前にある掲示板にずーーーと貼られたままになっている盆踊りの案内を載せた。

 それに管理人が気づいたのだろうか?
 すぐにそれははずされ、新しいものに替えられたのだ。

 いや、まさかな……
 管理人がインターネットをやっているとは思えない。
 やっていても、このブログを閲覧している可能性はマイナス100%に近いだろう。
 たまたま新しい『貼るに値する』ものが出来上がったというだけだ。

 思いっきり『29』と年を間違えているが、自分で気づいたところは讃えられるべきものだ。

 が、音大じゃないんだから、楽器を『専攻』っていうのは言い過ぎだ(しかも、そのあとは四重奏のことはすっかり忘れて、クジ引きと食事を楽しみにしろとしか書いていない)。

 出し物は「花は咲く」や「枯葉」など。
 もっともこの選曲は、対象者を考えると妥当だ。
 だって、65歳以上の、それも独り暮らしの人のみがこれを聴く恩恵にあずかれるのだ。

  味わうためなら不可でしょうか?
 健康づくり教室も、「水分補給」のお茶とわざわざ書いてあるところがすごい。

 でも、このマンション、そういう年齢の人は1人も住んでいないはずだ。

 最初に管理人と書いたが、実はこのマンションに管理人はいない。管理しているのは、マンションの持ち主の知り合いで、ホールの掃除などを頼まれているという80歳過ぎのおばあさんだ(私は一度、彼女と話をしたことがある。息子が今度、会社を定年退職すると言っていた)。

 きっと住人の世代などなんにも考えず、このおばあさんのところに配られた案内を、「これは同じ町内会にあるマンションの人たちにも教えなきゃ大変だわ」と、ほとんどその善意だけで貼ったのだろう。

 この文書を作っているのもかなり高齢の人と思われる。
 『2015』が縦書きになってしまってはいるが、よくぞがんばって作った。
 もしかすると、絶滅種のワープロを使って作成したのかもしれない。

 コスマ(Joseph Kosma 1905-69 ハンガリー→フランス)の「枯葉(Les feuilles mortes)」。

EternallyOhira 映画「夜の門」(1946)で、イヴ・モンタンが歌ったことでシャンソンの名曲として世界的に知られるようになった作品である。

 私は歌の入っていない、札響のコンサートマスター(ミストレス)の大平まゆみが弾いた編曲版の録音しか持っていないが(ピアノは田中明子。2010年録音。GJR)、このディスクは入手困難のよう。

 でも、もしかすると〇〇大学による〇〇四重奏は、コスマの「枯葉」じゃないかもしれない。
 私が知らないだけで、「枯葉」という演歌か何かの名曲がある可能性は、大いにある。