八重山日報なぜ歓迎される

皇紀2677年(平成29年)4月24日

第4回 救国の提言講演会・東京「どうなる日本、どうする日本」
 5月13日(土曜日)午後18時より、東京都文京区シビックセンター(東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園」駅徒歩5分、都営三田線・大江戸線「春日」駅徒歩2分、JR「水道橋」駅徒歩15分)にて開催します。万障お繰り合わせの上、ご参加ください。詳細は、後日お知らせします。

 さて昨日は、日本青年会議所(JC)さん主催の特別講演のため、初めて滋賀県草津市を訪ねましたが、JR草津駅の東西各駅前にそれぞれ百貨店やスーパーマーケット、商店街、ショッピングモール、ホテル、銀行などが建ち並び、とても住みやすそうなコンパクトシティでした。

 「憲法について考える」という概して「とっつきにくい」とされる主題にもかかわらず二百人弱の方がたがお集まりの中、もちろん現行憲法(占領憲法)の無効を主張するのは、私一人であり、計四名の登壇者がお互いにやんわりと意見を否定し合う(というより、ほぼ私の主張だけが集中的に否定される)中、時間的制約もあって、聴衆の皆さんにうまく届いたかどうか分かりません。

 そのせいで、私ばかり大きな声で話してしまい、何度か客席に向かって「どう思いますか?」「なぜだと思いますか?」と問いかけましたが、何か少しでも「気づく」きっかけにしていただけたらという一心でした。

 しかしながらJCさん側は、できるだけ多くの議論を提示しようと時間配分に苦心しておられましたし、立命館大学の倉田原志先生も滋賀大学の提中富和先生も懸命に私の話を聞いてくださいました。心より感謝申し上げます。

 http://www.sankei.com/politics/news/170423/plt170423……
 ▲産經新聞:「沖縄タイムス」「琉球新報」に県民が辟易… 「八重山日報」が本島進出、那覇に支局 「民意は一色ではない」

 そんな中、しそびれた議論の一つが沖縄県の現状でした。帰路、提中先生と個人的に少し話しましたが、旧民主党の鳩山由紀夫元首相の迷走が原因で、普天間飛行場問題がこじれ、県民のいわゆる「民意」が歪められたのは事実です。そのせいで、安倍政権の態度が地方に対して有無をいわせぬものに見え始めました。

 占領憲法を有効とする以上、内閣の方針に「米軍のいいなりではないか」という疑念の差し挟む余地を作り、よって容易に破壊工作が仕掛けられてしまうのですが、産經新聞社の贔屓目を差し引いても、公平中立な記事を目指す八重山日報が沖縄本島で歓迎されたというのは、一周回って破壊工作への疑念を生じさせた顛末ではないでしょうか。

 破壊工作の増長が県民を疲弊させるなら、やはりその要因たる占領憲法の効力論争を乗り越えなければなりません。世界大戦抑止を目的とした太平洋防衛の日米共闘を前提とするなら、このままではあまりにも立法が不誠実だと見なされ、大田實海軍中将が遺された「沖縄県民斯く戦えり、県民に対し後世格別のご高配を賜らんことを」にまるで応えていないのです。

 昨日午前、JR秋葉原駅(東京都千代田区)で爆発物騒ぎが発生し、約三時間も駅構内の東側(昭和通り口)が閉鎖されましたが、この悪質ないたずらの積み重ねが人びとの緊張感を奪い、いつかまた地下鉄サリン事件のような破壊工作(テロ)を仕掛けられかねません。この一度のいたずらも見逃せないのです。私たちは、確実にテロ対応、或いは耐性を試されています。

 現状では政府が国民を守れないのではないか、という疑念に常にさらされてきたのが沖縄県民であり、そこへつけ込む「反日・反米」「琉球独立」工作の芽を摘むには、私たち自身が誠実に憲法問題を解消しなければならないのです。

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『八重山日報なぜ歓迎される』に11件のコメント

  1. 心配性:

    世界的な視野を持つ、という大事な事の他に、私自身は、より身近な問題で日本人を守る必要性を感じています。

    特に、防災と健康です。
    肝心の日本人、特に若者が「激減」してしまっては困りますので。

    塩分と糖分と脂肪分の塊の様な味の濃い味付けの食事を好み、アルコールやたばこの消費量も多く、不摂生の見本のような「短命日本一」の青森県と、目下「肥満日本一」の座を争っている沖縄県の未来を少し心配しています。

    日本人が欧米人よりも痩せている、太らない体質だ、というのは妄想に過ぎません。
    日本人が痩せて健康だった往年とは、もはや食生活が違ってしまっています。

    むしろ、日本人は、遺伝的に見て、欧米人よりも内臓脂肪が蓄積しやすく(太りやすく)、糖尿病になりやすく、動脈硬化を起こしやすく、血圧の上昇に弱いという、悪しき体質を兼ね備えているようです。

    それから、欧米先進国の男女の肥満のピークはだいたい60歳前後ですが、資料によると、日本人の場合は、働き盛りの40代の男性が肥満率36・5%と最も太っており、脳梗塞や心筋梗塞の危機に直面しています。

    平日はデスクワーク、ランチは、から揚げやフライなどのこってりした揚げ物、休日は、人によっては終日パチンコ台の前に座り続けるという方々もいらっしゃるようで・・・こうしたライフスタイルを続ける事によって4割弱の男性が肥満となり、遂には「死に急ぐ40代」と言われるまでになったのでしょう。

    芸能界では今「ぽっちゃりブーム」とかで、太っていないと受けない、売れない、という事らしいですが、短命青森や「死に急ぐ40代」や太り続ける沖縄県の事を考えると複雑ですねぇ。

    男性は約3割、女性は約2割が肥満
    http://www.jili.or.jp/lifeplan/rich/health/2.html
    >年代別にみると、男性では40歳代が36.5%と最も高く、次いで50歳代が33.2%となっています。

    日本人は肥満に弱い民族!? BMI25以上の肥満症
    http://diamond.jp/articles/-/10698
    >日本人を含め、そもそもモンゴロイドは他人種より肥満に弱い。というのは、内臓脂肪をため込む「倹約遺伝子」を他人種より2~4倍、高頻度に持つからだ。

  2. angelic layer:

    本サイトの論評については常々参考にさせていただいておりますが、こと憲法問題に関しては首をかしげる主張を繰り返されておられるのが残念でなりません。
    いわゆる憲法無効論の当否に関しては、下記サイトの論議をご一瞥いただきたく希望しております。

    ●日本国憲法改正問題
    https://www35.atwiki.jp/kolia/pages/89.html

  3. まい:

    >angelic layerさん

    そのサイトは法理論をねじ曲げた思い込みのオンパレードで、占領憲法新無効論をまったく理解してないか読んでもない工作員の書き込みだらけですよ
    清水澄先生・谷口雅春先生・南出喜久治先生・渡部昇一先生・石原慎太郎先生・西村真悟先生・西田昌司先生・遠藤健太郎先生・・・といった諸先生方の話をまともに聞いたことも読んだこともない工作員が改憲論の保守派にデタラメを信じさせて、日本をいつまでも占領統治下に置こうという戦法です
    改憲を目指すのは自由ですが、ちゃんと無効論を知ったほうがっていうか、知らないままだと日本は自主独立できませんよ
    そんなフェイクサイトをうのみにして、ここで首を傾げてないで、一度新無効論を読んでみてください
    遠藤先生の論評を聞くに値すると感じてるあなたなら、きっと理解できますよ
    がんばってください!!

  4. passerby:

    >まい氏
    そうではないでしょう。
    該当サイトを確り読めば、結論先にありきの思い込みと厳密な論理検証の違いが良く分かるはずですよ。
    知的に誠実な人ならばね。

  5. :

    厳密な論理的検証もなしに新無効論なるものを正しいと信じ込んでいる所が、残念ながら遠藤さんの限界ですね。

  6. :

    新無効論なるものが遠藤さんたちの思うようには広がらないし支持も得られないのは
    その内容が粗雑で、とてもではないがちゃんとした論理的検証に耐え得ない代物だからですよ。
    非常に残念ながら。

  7. :

    有名な愛国者の誰誰が新無効論を支持した、だから新無効論は正しい!
    みたいなプロパガンダだけでは無理なんですよ。
    そういうアジテーションが好きな人は引っかかるかも知れませんけど、それなりの論理的検証を求める人達には、 1+1=3 だ!みたいな辻褄の合わない話は通用しませんて。

  8. 遠藤 健太郎:

    皆さん、いつも貴重なご意見を賜り、ありがとうございます。

     皆さんに申し上げたいのは、改憲派諸氏と私は、国家に対する危機意識を共有しているつもりでいる、ということです。改憲論者と対立するつもりはありません。私たちの論敵は、こんな占領憲法を後生大事にし続けよと工作してきた護憲派なのです。(ただし、祭祀に基づく国家安泰=平和の願いは、実は純粋な非工作員の護憲派も本来共有できるはずだと考えています)

     多くの改憲派が、本来無効であることを既に主張しており、国会で無効確認をするか否かの段階に於いて、法理論の解釈が大きく異なっているのでしょう。憲法学というものは、論理的検証もなく信じ込んだりできるものではありません。

     しかし、どうか私たち国民が手と手をとりあい、民族団結して、わが国の自立を取り戻さねばならない時ですので、利敵行為ともいえる「そちらがフェイク」「そちらが粗雑」と対立を演じないでください。ご理解を賜れれば幸甚に存じます。

  9. きよしこ:

    いわゆる「九条護憲派」の中には、大東亜戦争の災禍を自ら体験あるいは人から伝え聞き「自前の武力をもってはいけない」と純粋に思っている方もいるかと思いますので、私は闇雲に護憲派を批判したり攻撃したりするつもりはありません。しかし最大の問題は、やはり護憲派の中に他国からの工作員が紛れ込んでいることです。少なくとも改憲派の中には工作員は皆無でしょう。つまり、技術流出の問題にも言えることなのですが、他国からの工作をみすみす許すどころか「どうぞ好きになさってください」と言わんばかりの在り様を許しているのが未だに我が国が自立を果たせていない最大の要因だと思います。
    そう考えれば、やはり日本国民の最大の敵は考えることを忘れた無気力な(まるで私のような)日本人なのかもしれません。

  10. LineX:

    改憲派にも強烈な工作員はいる。だから護憲派と改憲派をいったりきたりするようなヤツには要注意。けっきょく護憲工作員と改憲工作員は裏でつながってるから。例えば典型的なのは小林節。これが西田昌司氏と朝生で共演したとき無効論を徹底的に鼻で笑った。改憲工作員にとって護憲は敵じゃない。新無効論が敵になる。だから護憲論よりもすごい熱量で無効論をたたきまくる。これで遠藤健太郎氏の言葉を借りて応用するところの”純粋な改憲派”たちが無効を理解しなくなる。理解できなくなるのだ。残念ながら遠藤氏の思いは達成されない。改憲工作員どもの目的はそれ。日本の真の独立を阻害すること。従米ラインと媚韓朝ラインと屈中ラインの三通りいるだろう。掲示された憲法サイトは工作員の作成。これまた要注意の代物だ。とはいうが思いどおりに広がらなかったのはむしろ改憲論のほうだ。だから護憲論がそれを補完している。南出喜久治氏の態度では支持を得られなかった無効論が遠藤氏らの地道な活動で広がりだしたんで工作員たちはあせっているのだろう。

  11. まい:

    すみませんでした
    遠藤先生の一歩も二も先をいく国家観をしりながらついガマンできずに書いてしまいました
    でもふって湧いたみたいに連投してきたxさんは失礼じゃないですかね
    自分の勝手な思い込みで人の限界を決めつけて書きなぐるのはちがうとおもいますよ