塚本幼表彰していた民進党

皇紀2677年(平成29年)2月28日

 http://www.sankei.com/world/news/170227/wor170227……
 ▲産經新聞:【米アカデミー賞】「トランプ氏はトイレの時間にツイートするでしょう」 大統領批判相次ぐ 司会者ら皮肉連発

 そもそも米ハリウッドは、民主党支持者が多いことで知られ、わが国でも劇団のほとんどがかつてのリベラルから「反日(対日ヘイトスピーチ)」へと堕ちた経緯があり、昔は表現の規制と闘った骨のある「反体制」の流れがありました。芸能界とは、そのようなところです。

 しかしながら本年の第八十九回アカデミー賞は、最優秀作品賞の発表にとんでもない間違いが発生する混乱があったように、いかにも共和党内でさえ異色だったドナルド・トランプ大統領の存在自体を否定したいという意図的な選考があったように思えてなりません。

 先日、残念ながら映画『ツィゴイネルワイゼン』などで知られる鈴木清順監督が亡くなられましたが、鈴木監督の影響を受けたと公言するデイミアン・チャゼル監督の『ラ・ラ・ランド』が作品賞を受賞すると言われてきました。授賞式でも最初に発表されたのは、この作品でした。

 ところが実際には、貧困層の黒人少年が多人種の人びととともに波乱の成長を遂げるという『ムーンライト』が受賞しました。もちろんこの作品もよくできた映画に違いないのでしょうが、両作品とも未見のまま失礼ながら申せば、やはり作家性際立つ意欲作でありながら単なるミュージカル映画よりも、極めて政治的「反トランプ」に利用できる作品が横入りするかのように選ばれた感が否めません。

 だからどうだと他国のことを申すつもりはありませんが、ハリウッドが国民的に受け入れられなくなる始まりの予感がします。浮世離れととられれば、人びとが夢を求めて映画館に駆けつけるとはいえ、人心が離れていく可能性が高くなったような気がしてならないのです。

 http://www.sankei.com/politics/news/170227/plt170227……
 ▲産經新聞:【衆院予算委員会】森友学園問題でも民進党ブーメラン 大西健介議員の追及が…

 さて、二十七日の衆議院予算委員会に於ける民進党の大西健介議員(愛知十三区)の追及が滑稽を極めた顛末は、産經新聞社記事をお読みいただくとして、島根県隠岐郡隠岐の島町竹島や沖縄県石垣市尖閣諸島が国際法上間違いなくわが国の領土であることを、幼稚園児と莫迦にするのではなく教えておく(成長してその意味を知ればよい)ことがなぜ教育上問題があるというのでしょうか。これらは、わが国の公式見解であり、一政治活動の主張などではありません。

 さすがに「安全保障法制が国会で可決してよかったね」と園児に言わせるのは、私もいかがなものかと思いますが、教育勅語の暗唱が「戦前教育の刷り込み」と揶揄されたりするのは、私たちまでもがそう思い込まないよう自分で考える力を持つ、或いは維持することです。

 残念ながら他に例のない教育に表彰の価値があると考えたことを、子供たちに説明できないまま闇に葬ろうとするようなことだけは、決してしてはなりません。

スポンサードリンク

『塚本幼表彰していた民進党』に4件のコメント

  1. 日本女性:

    「ラ・ラ・ランド」見ました。今どき珍しくなったミュージカルで、「セッション」のときにも感じた監督のきらめくような、あふれんばかりの才能と映画愛を感じる映画でした。これが絶対に作品賞と思いましたが、「ムーンライト」が黒人の同性愛者の物語と聞いて、こりゃ、時節柄太刀打ちできないと思いました。

    >ハリウッドが国民的に受け入れられなくなる始まりの予感

    以前は1週間に1本は見ていた洋画がつまらなくて、滅多に見なくなりました。その代わり、ドキュメンタリー映画に強く引かれます。あるいは「アイヒマンを追え」など、事実を基に作られた映画です。映画館ばかりが増えていくけど、お金を出してみる価値のある作品はどんどん減っていると思います。

  2. 一般ピープル:

    ハリウッドが国民的に受け入れられなくなる始まりの予感がします。

    同感です。
    式典の一部をテレビで見ましたが、彼らのコロニー内における「内輪受け」の時間であり、一般のアメリカ人(特に)はあれをどう受け取るのだろうかと思いました。

    何というか、悪い意味で平和なんだなあー、そうなると、勘違いして浮ついて来るんだなあと感じました。

    アメリカのセレブって、革命前の仏の貴族みたいに見えます。世間があまり見えておらず、自分の脳内の世界で世間と乖離していく。このままで済むとは思いませんねえ。

  3. 心配性:

    森友学園は、今後「ゴミ」問題でボコボコに叩かれる事でしょう。

    昭恵夫人も、「腰の軽さ」や「安請け合い」が批判される事になるでしょう。

    誰かを「広告塔」に担ぐという事は、その人物を危険にさらすという事でもあります。
    担がれた人物も、騒動が起これば、世間の非難を受けるという事です。

    中山氏の主張には同感です。

    中山なりあき(中山成彬)‏認証済みアカウント @nakayamanariaki · 2月25日
    大阪の「森友学園」が小学校設立に国有地を格安で払い下げて貰い、首相夫人を名誉校長にし、「安倍晋三記念小学校」の名目で寄付金集めをしていたことが問題になっている。私も園児に教育勅語を斉唱させている幼稚園ということで視察したことがあるが、経営者自身が勅語の精神を理解していないようだ。

    昔、天皇のお気持ちを勝手に忖度し、暴走して大勢人を殺し、自分たちの行為が支持されないと知るや、「陛下、お恨み申し上げます・・・」と勝手に逆恨みする青年将校たちがいました。
    一部の保守派の間では、いまだに彼らの人気が高いようですが、傍から見ると「バカじゃないかしら?」と思います。
    大義があるとかないとか、そういう問題ではありません。

  4. きよしこ:

    映画賞の授賞式で司会者や出席者が自国の大統領を批判しまくっているのが支那国内であれば「反体制の英雄」とでも称賛(その後に軟禁)されるのでしょうが、民主主義国家に暮らしていることさえも忘れたような白痴集団による「プロパガンダショー」には失笑を禁じ得ませんでした。おそらく多くの米国民が莫迦さ加減に辟易し、エンターテイメント業界を見限ったことでしょう。『ラ・ラ・ランド』も『ムーンライト』もさぞ素晴らしい映画なのでしょうし私も鑑賞を熱望していますが、作品賞の発表における、まるで予め仕組まれていたかのような「不手際」のことを常に思い出しながら観るのだと思います。最も敬意を払わなければいけない作品の格を貶めるような体たらくも、全てトランプ大統領のせいにされるのでしょうか。我が国の報道(特にNHK)を見ている限り、それも当たらずとも遠からずと言えそうな気がします。