2024年3月17日日曜日

かまいたち--5--見えないものに襲われる



前回の記事に書いた--怪奇現象博物館--なる本は北宋社という出版社から出されている。あまり聞いたことはないが調べてみる限りでは今も現存しているようだ。在所は文京区水道とあるが、私の手元にある本は1987年版とあるからかなり昔だ。変わっていないとすれば、私は過去文京区に住まいしていたので、ある程度はうろついたところだ。物好きにも今調べてみると、あの串カツ田中が存在している。がしかし、出版社そのものはビューでは探せない。転居しているかも知れない。

文京区のこの付近については、近くに小日向神社があって、家族と何度か初詣に行ったことがあるが、ある時一人で歩いていると、突然前から来た初老の女性(着物を着ていた)がススッと近寄ってきて「霊視させてもらえませんか」といきなり言われたことがあった。

いえいえ、結構ですと遠ざかったのだが、女性はきまり悪そうな顔をしていた。今振り返るとちょっとばかり好奇心も湧くのだが、いきなりだから面喰うのも当然。そんな奇妙な体験のある場所だった。水道のどこかだった。この辺りは起伏が激しくて、春日通りを頂点としてその両側が低くなっていて、とくに水道の通りはドンと下がった格好だ。初めてこの付近を歩いた時は面白い地形だと思った。

それはともかく本の記述だ。この本の84ページから87ページにわたって、幻の襲撃者とタイトルされて姿の見えないものに襲われる奇怪な出来事が幾つか述べられている。記述にどれ程の信ぴょう性があるかは知れない。が、とにかく似たようなことは世界中であるのかも知れないと、実際に私がその体験をしているので頷いてしまうものがある。

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