豪ドル週間見通し:底堅い展開か、豪準備銀行理事会の声明内容に注目

■上昇、日銀緩和継続で豪ドル買い強まる

今週の豪ドル・円は上昇。1-3月期消費者物価指数の予想上振れを受けて、豪準備銀行(中央銀行)の利下げ観測は後退した。日本銀行は緩和的な中東情勢をめぐる過度の懸念は後退したこと米企業決算への期待なども豪ドル買い・円売りにつながったようだ。取引レンジ:99円13銭-103円48銭。

■底堅い展開か、豪準備銀行理事会の声明内容に注目

来週・再来週の豪ドル・円は底堅い動きとなる見込み。1-3月期消費者物価指数は5期連続低下も予想を上回ったことから、根強いインフレ圧力への懸念が広がり、豪準備銀行(中央銀行)の年内利下げ観測は後退した。5月7日開催の豪準備銀行理事会では政策金利(4.35%)の据え置きが決まる見込みだが、声明でインフレ持続が懸念された場合は豪ドル買いが強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・4月30日:3月小売売上高(2月:前月比+0.3%)
・5月2日:3月貿易収支(2月:72.80億豪ドル)
・5月7日:豪準備銀行が政策金利発表(現行4.35%)

予想レンジ:102円00銭-105円00銭

《FA》