アジア株は上昇 台湾TSMC決算待ち、株価上昇の起爆剤となるか 韓国株は大幅反発、日本との協調介入を期待

アジア株は上昇 台湾TSMC決算待ち、株価上昇の起爆剤となるか 韓国株は大幅反発、日本との協調介入を期待

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 16452.30(+200.46 +1.23%)
中国上海総合指数 3088.33(+16.94 +0.55%)
台湾加権指数 20307.82(+94.49 +0.47%)
韓国総合株価指数 2627.78(+43.60 +1.69%)
豪ASX200指数 7637.20(+31.61 +0.42%)
インドSENSEX30種 72964.50(+20.82 +0.03%)

アジア株は総じて上昇。

韓国株は大幅反発。素材やエネルギー、金融、消費者サービス、ハイテクなど幅広い銘柄が上昇している。サムスン電子は0.9%高。きょうは台湾TSMCの決算が発表されるが好決算であればサムスン電子にとってもポジティブ材料となる。

ドルの独歩高が進み韓国ウォンは対ドルで約2年半ぶり安値をつけている。韓国同様に日本も自国通貨安を懸念しておりG20後に日本との協調介入が期待されている。ただ、介入をしてもその効果は一時的だろう、欧州などは特にドル高に懸念を示していない。米経済統計は総じて強く、パウエルFRB議長やFRB高官らのタカ派発言を受けドル高はしばらくは続く可能性。来週には米GDP速報値のほか製造業PMI、PCE価格指数も発表される。統計が総じて強ければ米国の利下げは秋以降になるだろう、それどころか年内利下げがなくなる可能性もある。

台湾株は0.47%高。きのうの米株式市場でエヌビディアなど半導体関連が下落したことを受け売り優勢で始まったが、売り一巡後は下げ渋り上昇に転じている。オランダ半導体製造装置メーカーのASMLの新規受注が市場予想を下回ったことで世界的な半導体需要の減少が懸念されている中、きょうのTSMC決算への期待が高まっている。

TSMC決算は株価上昇の起爆剤となるのか? 決算発表は日本時間14時半、また15時から業績見通しも発表される。決算発表を前のTSMCは小幅安。

香港株は1.23%高。銀行や保険、証券など金融株が上昇。不動産の一角も買い戻されている。消費者サービスや自動車、カジノ、医療品の一角も上昇。