父から受け継いだ劇場で大ヒットを飛ばして成功を夢見るコアラがオーディションを開催してショーを開いて大もうけしようと奮闘するがどうなるかって話。
純粋にとても面白かった。
どうしてもイライラしたり忙しかったりするんだけどちょうどよく夢中になって見られて励まされる内容で見てよかったなあって思った。
映画を夢中になって見られる要素はたくさんあるのだけどCGが素晴らしくてディズニーピクサーの映画もそうだけど日本のアニメでは見られないクォリティだった。
イルミネーションエンターテイメントの映画を見たことがなかったがディズニーと負けず劣らずだった。
特にすごいと思ったのが水の表現で本物みたいだろうと。
洪水のシーンは圧巻だった。
建物が崩壊するシーンの埃が立ち上がるシーンもよかったし動物たちの毛のふさふさな感じも素晴らしかった。
日本はこの分野に関してはちょっと完全に敗北だなと思った。
日本は安い違う方法で生きていくしかないのだろう。
日本が技術で頑張っていくのはもう昔の話なんだろう。
登場する動物たち、車の種類、ダンス、歌の種類、エンターテイメントとして提示されるものの種類、その多様性が素晴らしい。
よく観察してよく特徴を切り取ってスクリーンに示されていた。
そういう観点から言えば実写に限りなく近づけていてもやはり漫画、アニメなのだ。
ストーリーも苦悩を通って歓喜に至る、励まされるいい話だった。
地獄と天国の提示さ加減でうまいなあって感じ。
この先どうなるんだろう?て考えながら映画は見ないのだけどうまく映画の世界に入り込んで夢中で見られた。