こんにちは

今日は天然の舞茸について書いてみたいと思います。

天然のまいたけは、とりわけキノコ採取の中で一番難しく採取に多大な労力がいるキノコとして知られています。

それはなぜか?と言いますと、本当に限られた条件のもとでしか出ないキノコだからです。

しかも、舞茸の出る樹木によって毎年出る木、3年に一度出る木、10年に一度出る木などさまざまです。

そして非常にデリケートなキノコなので、小さい時に見つけても舞茸に触れたり、周りの草を触ったり、息をかけても成長は止まってしまいそのまま朽ちてしまいます。

そして、朝一番に山へ入り8時間以上道の無い深山を樹齢数百年のナラ(ドングリの木)を見つけては歩き続けるのです
そして見つけても小さい舞茸であれば採取せずに成長したころを予想して再度採りに行かなくてはなりません。
その間に、他の舞茸ハンターに見つかってしまったら行っても空振りになります

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このような事から、山菜採りに入る人達の間では「舞茸を採って来れる人」は山菜採りの神と一目置かれるのです

そういう山の達人は高齢者が多く、私のような40歳代はその世界では若者の扱いです。
そして、舞茸の出る木は絶対に人には教えません。
ほとんどの達人は舞茸の出る木を伝授する事なく天国へ行ってしまわれます

採取の難易度の高さから、天然舞茸は栽培物と比べるととても高価なキノコになる訳です。
その差は、栽培物の実に10倍
天然舞茸でもランクがあり「黒舞茸」というものが一番商品価値が高いものになります。

9月から、こちらでも舞茸探しが始まります。
運が良ければ店頭に並びますので、見かけたら是非一度購入して食べてみてください

当店では今年、多くの皆様に天然まいたけを食べてみて頂きたいので、株売りではなく小分けにして販売致します。
天ぷらやすき焼きで食べるととても美味しいですよ

ではまた


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