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中学受験 2018 振り返り vol.9 涙

カナタの中学受験本番を振り返るシリーズ。
9話目は、2月2日夜の出来事です。
不合格という現実を目の当たりにしたカナタは・・・

明日の準備

私はカナタが寝室へ入ったのを見届けると
塾に早速結果を報告しました。

先生も今日の結果は予想できていたようでした。
実は、カナタには話をしていませんが、
塾で先生が社会を採点したところ、
50点程度しか取れていなかったそうです。

ただ、それを正直に伝えたときの
メンタル面の影響を考えて
あいまいな言い方をしていたとのこと。

本当は、塾で一度現実を見せた後で
立て直してくれることを期待していたので
それはだめだ・・・と思いましたが
もうどうすることもできません。

一通り状況を報告した後で
明日の試験後の予定を決めました。

私も先生も、この状況ではかなりの確率で
最終日まで決まらないことを想定しないとだめ、
という認識は一致していたので、
とにかく試験が終わったら、
なるべく早く塾に行かせることを決めて
電話を切りました。

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その後も、洗濯物や夕食後の片付けなど
残った家事をすべて済ませたときには
すでに日付が変わっていました。

寝室へ入ると、カナタも妻も寝ていました。
明日までに少しでも疲れが取れていることを
願いながら眠りました。

寝室では

一方、寝室へ行ってからのカナタの様子は
翌日妻から聞きました。

カナタより先に布団に入っていた妻は
カナタが寝室にいつ戻ってきたのかは
わからなかったらしいのですが、
すすり泣く声が聞こえて目が覚めたそうです。

私の前では泣きもせず、表情を変えないまま
寝室へ行きましたが、やはり悔しかったのでしょう。

妻は、カナタに昨夜から今日までのことを諭しつつ、
明日頑張ろうと励まして寝かしつけたようです。
妻と話をした後は、あまり時間をかけずに
眠ることができたようでした。

今になってみれば、ここで不合格になったことは
カナタのこれからのためによかったと言えますが
このときは、正直立て直せるかどうかは
非常に不安なまま、2月3日を迎えました。

つづく

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