ホームインスペクションをご存知ですか？

｜　ホームインスペクションって？

 

最近、中古住宅を購入するときに“ホームインスペクション”をする人が増えてきています。日本語で言うところの“住宅診断”です。中古住宅の建物の劣化状態を第三者が診断します。

中古住宅は劣化状態が分かりにくく、リフォームの情報も少ないです。住宅にとって大切な部分で見えないところが大きく劣化していると、せっかく購入した家に住めなくなることもあります。「建物はあとどのくらいもつの？」「修理はいつ頃で、いくらくらいかかるの？」など、多くの購入者が気にするところです。これを第三者が診断して報告するのがホームインスペクションです。

 

 

｜　リフォーム会社の調査とは違うの？

 

リフォーム会社はリフォームを行うことを目的に調査をします。調査自体は無料のところが多いでしょう。リフォームをする場合は調査から工事までワンストップでできるところがメリットです。他方で、ホームインスペクションは希望の物件購入やリフォームのためのサポートが目的です。診断にはそれなりの費用がかかります。診断内容にもよりますが、１０万円くらいが目安になります。メリットは第三者の視点での診断であるところです。

 

 

｜　国土交通省の施策の一つ

 

国土交通省は中古住宅の流通促進のために取り組むべき施策を発表しています。その一つに“ホームインスペクションの普及”があります。ガイドラインが作成され、検査項目一覧表も公表されています。しかし、ホームインスペクションの内容は業者によってマチマチで、統一した調査内容はありません。普及まではまだまだですが、中古住宅が余っている現状を鑑みますと、今後は少しずつ増えていくかもしれません。

 

 

｜　業者選びは慎重に

 

本当にホームインスペクションが必要なのか、どの業者に頼むのが良いのかをしっかりと検討してください。リフォーム歴がきちんと残っている中古住宅ならば、お金をかけて診断をする必要はないかもしれません。劣化状態に不安があるときは、仲介業者に相談してみてください。

 

 

｜　まとめ

 

１　ホームインスペクションは第三者による住宅診断！

２　リフォーム会社の調査とは目的が違います！

３　国土交通省も普及に努めています！

４　本当に必要かをよく検討して！

 

 

中古住宅が余っているというニュースを最近よく耳にします。当店は中古住宅の売買・賃貸の仲介をしています。「相続した家があるけど誰も住んでなくてどうしよう？」「新しい家に買い替えたい」などのご相談もお気軽にどうぞ。