一気に読んできたCCさくらですが、この第6巻で第1部ともいう『クロウカード編』が完結します。


あちこちに張られていた伏線が回収されて、スッキリする一方で、きっちりと続きがあるぞ~と叫んでいるような展開。


でも、ここまでの疑問の半分くらいはこの巻で解消したでしょうか。
月(ユエ)の正体やさくらちゃんと小狼くんの観月先生に対する態度の違いとか、気になる部分が解消されたのはよかったです。
 

 

 

やはり、伏線は回収されてなんぼです。ケロちゃんの本来の姿もかっこよかったですしね~


もっとも、さくらちゃんからはあまりの姿の違いに「だれ?」といわれてしまう始末ですが(苦笑)
もっとも、それは後から駆け付けた知世ちゃんも同じだったし、仕方がないでしょうね。なにしろ、ケロちゃんといえば黄色いぬいぐるみでいたものね~
 

本来の姿はケロちゃんと安易に呼べない部分がありましたね。
 

 

そして、そして!
 

 

雪兎さんがユエの仮の姿だった!
 

 

これもある意味での衝撃でしたね~
つまり、雪兎さんは人間じゃなかった。桃矢にいちゃんはそのことを知っていても友だちでいるんですよね。この二人の関係も気になるんですが、この段階ではさくらちゃんと小狼くんの距離が一気に縮まったようなきもするんですね。


それまでどこかよそよそしい呼び方だった二人が、お互いに名前で呼び合うようになってますし。
 

『火』のカードを封印する時に高位カードを2枚同時に使ったさくらちゃん。彼女の魔力もどんどんと強くなっているんですよね。


そして、『火』を封印したあとに連続で『土』のカードも。このとき、五行思想を知らないはずのさくらちゃんが『樹』を使ったことにケロちゃんは思わず感心していますよね。たしかに、大変な中で冷静に周囲をみれるっていうのは凄いことですよね~
 

しかし、ルールとはいえケロちゃん、大事なこと隠しすぎ~
クロウカードを集めて終わりじゃなくて、『月』による『最後の審判』が待っているだなんて。でも、観月先生はどうしてそのことを知っていたのか?

 


ちょっとだけ関係者なの
 

 

どこか含みのあるセリフですよね~


そして、クロウカードの災いの正体。それは”クロウカードに関わった人全員が大事な人のことを忘れてしまうこと”
たしかにケロちゃんが言ったように、人によっては何でもないことかもしれない。でも、そのことが何よりも辛い人もいる。さくらちゃんはその後者なんですよね。


自分だけではない、書庫に本があったからお父さんも、プールで足を引っ張られた千春ちゃん、カードに操られていた利佳ちゃん、他に大勢の人が大事な人のことを忘れてしまう。そのことを知ったさくらちゃんが立ち上がらないはず、ないんですよね。

 


絶体だいじょうぶだよ
 

 

彼女の最強の呪文であるこの言葉。その言葉を頼りに頑張ってみても、審判者の力が圧倒的すぎる。そんな時、観月先生がクロウ・リードからの贈り物といって、鈴を渡してくれる。


無事にすべてが終わったように見えるんですが、さくらちゃんの頭の中に出てきたクロウさんが意味深なセリフいってくるし~

 


まだまだ謎は尽きないようなので、続きが楽しみ、楽しみ。

 


この次の第7巻からは『クロウカード編』から『さくらカード編』になるそうです。また続きの感想も書いていきますね。